電気使用量のCO2の排出係数 0.67kg-CO2/KWh
(広島市地球温暖化対策地域協議会によるCO2排出係数を原単位とする)
(45-15)Wh × 8760時間 = 262.8kWh
(蛍光灯-LED照明灯) × LED照明灯24時間365日点灯 = 削減電気使用量
二酸化炭素の排出削減量
262.8kWh × 0.67kg・CO2/kWh = 176kg・CO2
50年生のスギの木1本あたり1年間に吸収するCO2は、約14kg
CO2年間排出削減量を吸収するに必要なスギの木への換算
176kg・CO2 ÷ 14 kg = 12.57本/年
<ご参考>森林(スギ)のCO2吸収量計算の考え方(但し、下記において使用した各種係数や試算の前提は、ある県の資料をもとにしましたが、これらは地域や樹種・林年齢等の各種条件により異なります。)
- 埴栽してから50年経ったスギ林の材積(幹部分のみの体積の合計)を1haあたり約500m3と想定します。
(これは本州中央部の県のスギ人工林林分収穫表を参考にして想定しました。) - これは幹だけの体積ですので、木全体の体積に換算します。おおよそ、幹の体積と幹+枝+根の体積の比率が1:1.7ですので
500m3×1.7=850m3 - これを重量に換算します。スギなどの針葉樹の容積密度(比重)として0.4(t/m3)を採用して、
850m3×0.4t/m3=340t - 木材の組成重量の約半分が炭素成分ですので、炭素のみ重量は
340t×0.5= 170t
(つまり、1haの50年生のスギ林には、170tの炭素が蓄積されていることとなります。) - 1haあたりのスギの本数を900本と仮定すると、1本のスギが蓄積している炭素は、
170t ÷ 900≒ 0.19t(=190kg) - この木は50年生ですので、単純に平均すると1年間に3.8kg(約190kg÷50年=3.8kg)の炭素を蓄積してきたこととなります。
- CO2原子量は、C=12、O=16の為、
CO2=12+16×2=44 - 従って 1本のスギのCO2換算の蓄積(吸収量)は、Cの吸収量が3.8kgである故、CO2の吸収量は、
3.8×(44/12)=13.93 ≒ 14kgとなる。