2007年12月22日
電気料金について考えてみました。  2007年12月22日(土)投稿
 最近、気付いたのですが、電気料金がいつの間にか値上がりしていましたね。
ご存知でしたか?日本の電力料金は、欧米諸国と比較して、1.5倍〜2となります。
そこで、何故こんなに日本の電気料金が高いのか調べて、びっくりしました。
20071222012028.jpg以下、「よくわかる原子力」から引用
http://www.nuketext.org/mondaiten_cost.html
『日本の電力のコストは「総括原価方式」と言う方法で計算されています。
この方式は、発電・送電・電力販売に関わる全ての費用を「総括原価」としてコストに反映させ、「ヤードスティック方式」で石油価格の変動や、為替レートの変動により燃料調達費が大きく変動した場合のリスクを、電力会社はほとんど完全に免れる事の出来る仕組みなっています。
更に、一定の報酬率を上乗せした金額が、電気の販売収入に等しくなる様に電気料金を決めるやり方です。
つまり、電力会社を経営する全ての費用をコストに転嫁する事が出来る上に、一定の利益率まで保証されていると言う、決して赤字にならないシステムです。
普通、民間企業ならば、利益を生み出す為に必死でコストを削減する努力をするはずですが、電力会社はどんなにコストが掛かろうと、法律によって予め利益まで保証されているのです。
戦後の荒廃の中から経済復興を計る為に、公益性の高い電力事業を基幹産業として保護育成する為に取られた政策ですので、日本が経済発展をする為には一定の歴史的役割が有った方式という事も出来ます。
又、電気事業法は電力会社の地域独占も認めています。
電力会社は民間企業で有るとは言いながら、これ程手厚く法律によって保護されている企業はありません。
産業が高度化し、多様化している現在、エネルギーも石油やガス等多様化している訳で、電力だけが優遇されている電気事業法の仕組みは、歴史的使命を終えているのではないでしょうか。
この電気事業法に守られて、電力会社はコストを考える事なく、設備などを増強して来ました。
どんなにコストを掛けようと、必ず儲けが保証される訳です。
と言うよりコストを掛ければ掛けるほど、儲けが大きくなる仕組ですから、原子力発電所など高価な設備を作れば作る程儲かる事になります。
しかし、その結果、電力会社は市場の競争原理に晒される事無く、日本の電力料金は欧米諸国に比べ高くなってしまいました。
市場の競争原理の働かない日本の電力料金は世界有数の高さと言われています。』
 そこで現在、電気事業法第19条第1項に基づく除外規定により、事業者向けの特定規模需要(契約電力が原則50kW以上の需要)については、一般家庭向けと異なり、国際競争力等の観点から電力コストの削減を目標として、小売の部分自由化が行われています。
この規定除外により一般家庭消費者は使用電力量が増えると単価が上がり、事業者需要は使用電力量が増えると単価が下がります
要するに、事業者は、製品1個当の原価を安くする為に、電気を大量に使用すれば良い訳です。
これでは、省エネをするはずないですよね。
省エネルギー法改正と同時に電気事業法の改正電力の自由化が必要ではないでしょうか?
それが進まないようでしたら、次世代に負担を残す原子力より、再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマス等)電気二重層キャパシタ(次世代蓄電池)の開発に力を入れた方が得策と考えられます。
20071222012458.jpg現在の日本の状況は、地球温暖化に対する人災と言えるようです。                                  by TM

 
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